icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina39巻7号

2002年07月発行

文献概要

今月の主題 わかりやすい不整脈診療 不整脈の診断

Regular narrow QRS頻拍の鑑別診断

著者: 大久保豊幸1 石山泰三1 山科章1

所属機関: 1東京医科大学病院内科第2講座

ページ範囲:P.1099 - P.1103

文献購入ページに移動
ポイント
 narrow QRS頻拍は房室結節より上部に原因を有する頻拍であり,頻拍中の心房興奮波の同定が鑑別診断に重要である.
 房室伝導の抑制は,PSVTの多くでは停止が可能であり,その他のnarrow QRS頻拍でも停止,徐拍化が可能である.房室伝導の抑制には,理学的方法(頸動脈洞マッサージ.Valsalva法など)や薬理学的方法(ATP,ベラパミルなど)を用いる.
 カテーテルアブレーションにより根治可能な頻拍が多く含まれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?