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文献概要
今月の主題 わかりやすい不整脈診療 薬物治療
肝機能障害・腎機能障害の合併例における使い方と注意点
著者: 小田倉弘典1
所属機関: 1仙台市立病院循環器科
ページ範囲:P.1146 - P.1148
文献購入ページに移動抗不整脈薬は安全域が小さく,有効血中濃度の幅が狭いため,肝・腎障害時には特に副作用が発現しやすい.
肝障害時は血清アルブミン値,血清ビリルビン値,プロトロンビン時間などが,腎機能障害時はクレアチニンクリアランスまたは血清クレアチニン値が投与の指標となる.
初回投与例や高齢者では,肝・腎機能は必ずチェックすべきである.
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