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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻7号

2002年07月発行

今月の主題 わかりやすい不整脈診療

上室性不整脈の治療

発作性上室頻拍

著者: 深谷眞彦1

所属機関: 1高知県立幡多けんみん病院循環器科

ページ範囲:P.1174 - P.1177

文献概要

ポイント
 発作性上室頻拍の主要なものは,WPW症候群の副伝導路が関与する房室回帰性頻拍と,いわゆる二重房室結節伝導路が関与する房室結節リエントリ性頻拍である.
 根治法としての高周波カテーテルアブレーション法が,治療法として確立している.
 頻拍の停止法としては,ATP静注が速効かつ有効性が高い.しかし,頻拍は立位で出現しやすく持続しやすいので,直ちに仰臥位をとってValsalva法を行うことを教育することも有用である.
 頻拍の予防目的で抗不整脈薬を使用して,逆に催不整脈的に作用することがあることに留意する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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