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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻7号

2002年07月発行

今月の主題 わかりやすい不整脈診療

心室性不整脈の治療

特発性心室頻拍

著者: 西崎光弘1

所属機関: 1横浜南共済病院循環器内科

ページ範囲:P.1184 - P.1186

文献概要

ポイント
 器質的心疾患を認めない特発性心室頻拍(特発性VT)は右脚ブロック・左軸偏位型および左脚ブロック・右軸偏位(正軸)型を呈する例が多く,それぞれの頻拍起源は左室後中隔および右室流出路に認められる.
 左室起源VTの機序はリエントリ,右室起源VTの機序は撃発活動あるいは自動能と考えられている.
 左室起源VTはベラパミル,右室起源VTはβ遮断薬およびベラパミルが有効であり,両者ともカテーテルアブレーション治療により根治される例が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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