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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻7号

2002年07月発行

文献概要

カラーグラフ 消化管内視鏡検査—知っておきたい基礎知識・19

大腸表面型腫瘍

著者: 松田尚久1 藤井隆広1 神津隆弘1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院内視鏡部消化器科

ページ範囲:P.1235 - P.1241

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 大腸表面型腫瘍の報告は,1977年の狩谷ら1)の報告に始まり,1984年,武藤ら2)によってflatadenomaとして世の中に提唱された.その後,工藤ら3)により表面型大腸腫瘍性病変の多数例の集積結果が報告されるに至って,大腸表面型腫瘍が俄然注目を集めることとなった.従来,大腸癌の発育進展を考えるうえでその中心となっていたのは隆起型(いわゆるポリープ型)の病変であった.しかし数多くの報告により,表面型,特に表面陥凹型腫瘍における生物学的悪性度の高さから,関心は隆起型から表面型に移行していった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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