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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻9号

2002年09月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識 血管疾患の基礎知識

動脈と大動脈の解剖と病理

著者: 高橋啓1 大原関利章1 直江史郎1

所属機関: 1東邦大学医学部附属大橋病院病理学講座

ページ範囲:P.1450 - P.1452

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ポイント
 動脈は,大動脈に代表される弾性型動脈と,冠状動脈や脳動脈などの筋型動脈とに分類される.
 動脈は内膜,中膜,外膜の3層構造を有し,それぞれの間には内弾性板,外弾性板が存在する.
 弾性型動脈の中膜には弾性線維が何十層も配列し,その間に平滑筋細胞が介在する.
 筋型動脈は明瞭な内弾性板と平滑筋細胞の密な配列からなる中膜とが特徴的である.
 動脈を炎症の場とする諸疾患を考えるとき,いずれのサイズの血管が侵襲されているか,組織像は壊死性炎か肉芽腫性炎かを念頭に置く必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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