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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻9号

2002年09月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識 血管疾患の基礎知識

粥状動脈硬化症の進展と退縮

著者: 高木洋介1 由谷親夫1

所属機関: 1国立循環器センター臨床検査部病理

ページ範囲:P.1458 - P.1460

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ポイント
 粥状動脈硬化症の進展は,時間的に一様に進むわけではなく,いくつかの転機が存在する.
 内皮障害反応説(response to injury hypothesis)は,動脈硬化に先立って内皮細胞への障害が起こるという説である.
 内皮細胞障害の結果,透過性亢進が起こる.
 内皮細胞直下に沈着したリポプロテインは酸化などの修飾を受けやすい.
 マクロファージは酸化されたLDL(oxidized low-dencity lipoprotein)を貪食し,泡沫細胞となる.
 種々のサイトカインや成長因子により平滑筋細胞の遊走,形質転換,増殖,分泌が誘導される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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