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文献概要
今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識 血管疾患診断へのアプローチ
超音波ドプラ法による評価
著者: 加地修一郎1 赤阪隆史1
所属機関: 1川崎医科大学循環器内科
ページ範囲:P.1475 - P.1477
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急性大動脈解離の診断においては,経胸壁心エコー図は合併症である大動脈弁閉鎖不全症と心タンポナーデの有無の診断に有用であり,経食道心エコー図は存在診断の精度が高い.またカラードプラ法を使用することにより,entryあるいは偽腔内の血流の有無の診断が可能である.
腹部大動脈瘤の診断において腹部超音波は,径の測定や,内腔の血栓化の状態などを非侵襲的に評価することが可能であり,診断的価値は高い.
末梢動脈の超音波診断としては,頸動脈においてよく行われ,高解像度の探触子と,Bモードとドプラ法を使用することによって,精度が高い狭窄の診断が可能になる.
急性大動脈解離の診断においては,経胸壁心エコー図は合併症である大動脈弁閉鎖不全症と心タンポナーデの有無の診断に有用であり,経食道心エコー図は存在診断の精度が高い.またカラードプラ法を使用することにより,entryあるいは偽腔内の血流の有無の診断が可能である.
腹部大動脈瘤の診断において腹部超音波は,径の測定や,内腔の血栓化の状態などを非侵襲的に評価することが可能であり,診断的価値は高い.
末梢動脈の超音波診断としては,頸動脈においてよく行われ,高解像度の探触子と,Bモードとドプラ法を使用することによって,精度が高い狭窄の診断が可能になる.
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