文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識 急性血管疾患の診療
深部静脈血栓症,血栓性静脈炎
著者: 成瀬好洋1
所属機関: 1虎の門病院循環器センター外科
ページ範囲:P.1515 - P.1517
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診断には血栓の成因を探る十分な問診が必要で,超音波検査は本症に対する検査法の第一選択である.
ヘパリンによる抗凝固療法を行うが,発症後2週間以内の症例ではウロキナーゼによる血栓溶解療法を考慮する.
重症例では症状の軽減のため,血管内治療や外科的な血栓摘除術の適応となる.
炎症症状の消退後はできるだけ早期に離床を図るが,その際には肺塞栓症に対する注意が必要である.
診断には血栓の成因を探る十分な問診が必要で,超音波検査は本症に対する検査法の第一選択である.
ヘパリンによる抗凝固療法を行うが,発症後2週間以内の症例ではウロキナーゼによる血栓溶解療法を考慮する.
重症例では症状の軽減のため,血管内治療や外科的な血栓摘除術の適応となる.
炎症症状の消退後はできるだけ早期に離床を図るが,その際には肺塞栓症に対する注意が必要である.
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