文献詳細
今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識
慢性血管疾患の診療
文献概要
ポイント
川崎病は4歳以下の乳幼児に発症する疾患であるが,後遺症をもったまま成人期に移行する患者が増えている.γグロブリン治療の導入によって冠動脈瘤の発生頻度は5%以下に低下したが,いまだ完全に抑制できていない.原因不明の冠動脈瘤を伴う若年成人の虚血性心疾患をみた場合,第一に考えるべき疾患である.
川崎病は4歳以下の乳幼児に発症する疾患であるが,後遺症をもったまま成人期に移行する患者が増えている.γグロブリン治療の導入によって冠動脈瘤の発生頻度は5%以下に低下したが,いまだ完全に抑制できていない.原因不明の冠動脈瘤を伴う若年成人の虚血性心疾患をみた場合,第一に考えるべき疾患である.
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