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今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識 慢性血管疾患の診療
閉塞性血栓血管炎(Buerger病)
著者: 佐藤伸一1
所属機関: 1洛和会丸太町病院
ページ範囲:P.1550 - P.1552
文献購入ページに移動若年者の男性に多いが,女性にも発症する.
喫煙と密接な関係があり,患者の多くは直接あるいは間接の喫煙歴がある.
四肢末梢に発症し,上肢の末梢動脈も罹患する.
血管全層の炎症である.動脈炎のみではなく静脈炎も起こしやすく,遊走性静脈炎として見いだされることが多い.
動脈硬化症を引き起こす原疾患やその結果を示す所見があれば,本症を除外する.
動脈造影では,動脈の突然の途絶や先細りを示し,樹根状,コルク栓抜き状の側副血行路を認める.
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