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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻9号

2002年09月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識 慢性血管疾患の診療

閉塞性血栓血管炎(Buerger病)

著者: 佐藤伸一1

所属機関: 1洛和会丸太町病院

ページ範囲:P.1550 - P.1552

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ポイント
 若年者の男性に多いが,女性にも発症する.
 喫煙と密接な関係があり,患者の多くは直接あるいは間接の喫煙歴がある.
 四肢末梢に発症し,上肢の末梢動脈も罹患する.
 血管全層の炎症である.動脈炎のみではなく静脈炎も起こしやすく,遊走性静脈炎として見いだされることが多い.
 動脈硬化症を引き起こす原疾患やその結果を示す所見があれば,本症を除外する.
 動脈造影では,動脈の突然の途絶や先細りを示し,樹根状,コルク栓抜き状の側副血行路を認める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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