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今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識 慢性血管疾患の診療
上大静脈症候群
著者: 平山治雄1
所属機関: 1名古屋第二赤十字病院循環器センター
ページ範囲:P.1558 - P.1561
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上大静脈症候群は悪性腫瘍や大動脈瘤によって上大静脈が圧迫され,上半身のうっ血を特徴とする.
原因の80%以上は悪性腫瘍であり,予後不良である.
臨床症状と側副血行の状態およびCTによって診断は容易である.
悪性腫瘍が原因の場合,治療は放射線療法,抗癌剤が中心になるが,姑息的治療にならざるを得ない.
上大静脈の圧迫による狭窄閉塞の解除にはステントが有用である.
上大静脈症候群は悪性腫瘍や大動脈瘤によって上大静脈が圧迫され,上半身のうっ血を特徴とする.
原因の80%以上は悪性腫瘍であり,予後不良である.
臨床症状と側副血行の状態およびCTによって診断は容易である.
悪性腫瘍が原因の場合,治療は放射線療法,抗癌剤が中心になるが,姑息的治療にならざるを得ない.
上大静脈の圧迫による狭窄閉塞の解除にはステントが有用である.
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