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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻9号

2002年09月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識 慢性血管疾患の診療

下肢静脈瘤

著者: 安達秀雄1

所属機関: 1自治医科大学附属大宮医療センター心臓血管外科

ページ範囲:P.1562 - P.1565

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ポイント
 下肢静脈瘤は下肢の静脈が拡張・蛇行し,静脈瘤を形成するもので,静脈疾患のなかでは最も頻度が高い.
 静脈弁の機能不全が原因で症状・所見が発症したものを一次性(原発性)静脈瘤といい,深部静脈血栓症などが関与して発症してきたものを二次性(続発性)静脈瘤と呼んでいる.外来でみられる大部分の下肢静脈瘤は一次性(原発性)静脈瘤である.大伏在静脈の弁不全が最も多い.
 治療は大別して,弾性ストッキングによる保存治療,静脈硬化剤注入による硬化療法,ストリッピング手術(静脈抜去術)の3つに分けられる.それぞれを併用することも多い.最も確実な治療方法はストリッピング手術である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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