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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻9号

2002年09月発行

文献概要

プライマリケアにおけるShared Care—尿失禁患者のマネジメント・12

海外の尿失禁治療におけるShared Care(1)—尿禁制クリニック

著者: 杉村享之2

所属機関: 1 2

ページ範囲:P.1610 - P.1614

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はじめに
 尿失禁は年齢・性別にかかわりなく認められる病態であり,患者のQOLを大きく左右する疾患である.
 尿失禁に悩む患者は多い.そのため“彼らが何を必要としているか”についてあらためて認識しておく必要がある.今回のテーマは,尿禁制クリニックが尿失禁患者のQOL改善のために,“Shared Careという形で,専門医と協力して何ができるのか”ということである.本稿では,患者側からみたさまざまな問題点と,“尿失禁患者がわれわれ医療側にどのような治療を期待するのか”ということに注目する.次回は,実際にイギリス,オーストラリア,ニュージーランドで広く行われている尿禁制クリニックの実状(さまざまな治療法,それにかかる治療費など)に注目する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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