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文献詳細

雑誌文献

medicina4巻1号

1967年01月発行

文献概要

症例 心音図の読みかた(4)

先天性心疾患の心音図(II)

著者: 楠川禮造1

所属機関: 1天理病院・内科

ページ範囲:P.113 - P.116

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動脈管開存症
 症例 4歳 女。主訴は心雑音
 心音図(1図)は非常に特徴的な所見を示している。すなわち収縮期雑音はⅠ音から0.06秒遅れて始まり漸増型でⅡ音大動脈弁成分付近で最大となり拡張期雑音はこれにひきつづいて11Aより漸減するいわゆる連続性雑音である。心尖部ではⅢ音につづいて拡張中期雑音(DM)が認められる。その他Ⅰ音の強度は正常であるがQ-I時間が0.06秒でやや延長している。心基底部のⅡ音の各成分は連続性雑音のため不明である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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