文献詳細
症例 全身性疾患と肺
文献概要
呼吸器それ自体の病気はいろいろと広く知られている。しかし,全身性疾患に目を向けるとき,呼吸器に病変をおよぼしてくる病気も少なくない。それらは従来しばしば看過され,あるいは誤診されることも多かつた。それは狭義の全身性疾患のみならず,呼吸器以外の他臓器の疾患の場合にもいいうることである。また,胸部の病気はX線という診断武器によつて,自覚症状発現前に早期発見されるという大きな利点がある。呼吸器病学の一つの特徴である。
これから,全身性疾患におけるいろいろの胸廓内病変について,症例による解説を始める。そして,このシリーズをとおして,大きな内科学のなかにおける,呼吸器病学の一つの存在意義を求めてみたいと思う。
これから,全身性疾患におけるいろいろの胸廓内病変について,症例による解説を始める。そして,このシリーズをとおして,大きな内科学のなかにおける,呼吸器病学の一つの存在意義を求めてみたいと思う。
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