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ニューギニア土人のヨード欠乏症をヨード含有油の注射で是正—Lancet 2: 767-769 (Oct 16) 1965,他
著者: 浦田卓
所属機関:
ページ範囲:P.126 - P.127
文献購入ページに移動 ニューギニアの峨々たる山嶽地帯に住む土人のあいだには,風土病として甲状腺腫が高頻度で蔓延しているのを観察した。で,さつそく,ヨード含有油を試用してみることに決定した。
一方で数千人の土人にヨード含有油を三角筋内に注射するとともに,他方コントロールとして数千人の土人に食塩水を注射した。非処置の土人の尿中ヨヨードと131Iの摂取量を調べたところでは,ヨード欠乏症はヨード含有油の注射後少なくとも30ヵ月は実質的に是正された。ヨード含有油をただ1回だけ注射したあと3カ月で甲状腺腫の相当な退縮が観察されたが,これは予期しなかつた所見であつた。
一方で数千人の土人にヨード含有油を三角筋内に注射するとともに,他方コントロールとして数千人の土人に食塩水を注射した。非処置の土人の尿中ヨヨードと131Iの摂取量を調べたところでは,ヨード欠乏症はヨード含有油の注射後少なくとも30ヵ月は実質的に是正された。ヨード含有油をただ1回だけ注射したあと3カ月で甲状腺腫の相当な退縮が観察されたが,これは予期しなかつた所見であつた。
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