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文献詳細

雑誌文献

medicina4巻11号

1967年11月発行

文献概要

1967年ノーベル医学・生理学賞

視覚生理学発展の基礎を築いた三博士

著者: 冨田恒男1

所属機関: 1慶大・生理

ページ範囲:P.1606 - P.1607

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 人はどのようにしてものを見ることができ,それを認識するのであろうか。視覚生理学は多年にわたつてあらゆる方法でそのしくみを追求してきた。まだまだ謎として残されている問題も多いが,簡単にいうと,現在それはつぎのように考えられている。
 ものを見るという作業は,まず網膜にある視物質が光を受容することから始まる。視物質は,受容した光エネルギーを電気的エネルギーに変える。網膜で受けとつた情報は,この電気的エネルギーが視細胞内を流れ,視細胞の先端にある双極細胞へ到達し,さらに神経節細胞に達することによつて中枢に運ばれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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