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臨床生理学
腸管からの吸収機構—三大栄養素を中心に
著者: 細田四郎1
所属機関: 1京都府医大・増田内科
ページ範囲:P.1651 - P.1654
文献購入ページに移動 栄養素の腸管吸収は生理学の立場から,膜輸送の一つとして研究される。栄養学や消化器病学の立場からは,ことに吸収障害の問題が論じられる。また,機能の物質的基礎を究明する電子顕微鏡形態学および生化学の立場から吸収機構が追究されている。これらのいろいろな立場からの研究の綜合によつてのみ,この一見ごく簡単な,しかしよく考えると非常に複雑で,まだ多くの未知の問題を含む腸管吸収機構の究明が可能となるのである。
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