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文献詳細

雑誌文献

medicina4巻2号

1967年02月発行

症例

石灰沈着を伴つた胃膠様がんの1例

著者: 日野和徳1 斎藤泰弘1 柴山豊1 阿部昭治1 堂前章1 渋谷敏朗1 多田靖1 関野壮1

所属機関: 1東大物療内科

ページ範囲:P.271 - P.274

文献概要

 病変の存在する組織に,石灰の沈着をみる場合には,炎症性変化で治癒機転が完成に近づきつつある証左と考えるのが一般であるが,悪性腫瘍内に石灰の沈着する場合も報告されている。しかしその頻度ははなはだ低く,本症例のごとく胃がんで石灰沈着を伴つたものについては,約20例の報告が見られるにすぎない。しかもそれらのすべてが膠様がんであつた点は興味深い事実といえるであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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