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文献詳細

雑誌文献

medicina4巻3号

1967年03月発行

グラフ

農薬中毒—とくに皮膚および眼障害の実例

著者: 若月俊一1

所属機関: 1佐久総合病院

ページ範囲:P.326 - P.327

文献概要

 私たちの実態調査によると,現場では,農薬散布に従事している農民の3割から4割が,ひと夏の間に多かれ少なかれ何らかの中毒症状を経験している,しかし,農民はよほどのことがない限り,医師を訪れない.ことに頭痛,めまい,吐き気などを主とする,急性中毒の一般症状などは,あまり気にかけない,百姓はガマンするのが当然と考えている.この2年半の間に私たちの病院を訪れた農薬中毒の臨床例は33例であつたが,そのうちで皮膚障害を主とするものが少なくない.その主なものを例示しよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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