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治療のポイント
病人の入浴
著者: 横山巌1
所属機関: 1東大・物療内科
ページ範囲:P.364 - P.365
文献購入ページに移動さらに入浴は皮膚の清潔以外に1)末梢の血液循環をさかんにして,各種の器官の機能を亢進させる。2)皮膚,筋肉,関節などに起因する疼痛に対して鎮痛作用を発揮する。3)筋緊張を低下させて,拘縮やけいれんを緩解する。4)精神的な疲れや緊張をのぞく。5)代謝産物,病的分泌物の吸収を促進せしめるなどの効果をもたらすので,慢性疾患あるいは回復期の患者の治療上に積極的な意義があるわけである。
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