icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina4巻3号

1967年03月発行

文献概要

治療のポイント

病人の入浴

著者: 横山巌1

所属機関: 1東大・物療内科

ページ範囲:P.364 - P.365

文献購入ページに移動
 入浴が皮膚の清潔をたもち,また疲労の回復を促すことから,健康な生活にとつて欠くことのできないものであることはいうまでもない。
 さらに入浴は皮膚の清潔以外に1)末梢の血液循環をさかんにして,各種の器官の機能を亢進させる。2)皮膚,筋肉,関節などに起因する疼痛に対して鎮痛作用を発揮する。3)筋緊張を低下させて,拘縮やけいれんを緩解する。4)精神的な疲れや緊張をのぞく。5)代謝産物,病的分泌物の吸収を促進せしめるなどの効果をもたらすので,慢性疾患あるいは回復期の患者の治療上に積極的な意義があるわけである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら