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文献詳細

雑誌文献

medicina4巻3号

1967年03月発行

文献概要

治療のポイント

マニトールの適応と危険

著者: 和田孝雄1

所属機関: 1慶大・内科

ページ範囲:P.366 - P.367

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 マニトールは長いあいだ腎糸球体沪過量と細胞外液量を測定するのに用いられていた。ところが最近その滲透圧利尿効果に注目がおかれ,外科系内科系を問わず広く用いられるようになつてきた。しかしその使用がどのくらい適確に行なわれているかということになると疑問がある。マニトールの使用が誤られる理由にはいくつかあるが,その第一は滲透圧利尿という意味がよく理解されていないことであろう。これを単なる利尿剤の一つとして(サイアザイド,水銀利尿剤などのごとく)考えたのでは,マニトールをうまく利用して効果をあげることはできないし,危険をまねくこともある。そこで第一にマニトールの作用を説明し,つぎに実際面にふれてみよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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