文献詳細
フアースト・エイド
文献概要
頻脈とは,心拍数が100以上に増加した状態で,運動時や精神感動のさいみられる。このような頻拍は,洞からの刺激発生が多くなつたためで,外見上発作性と思われるものでも,けつして突発的に現われることはない。これに反して,洞以外の場所からの刺激発生が多くなつたために生ずる頻脈は,その始まりが,はなはだ突発的である。発作性心急拍とは,この後者のような頻拍発作をいうのであり,心拍数も一般には前者よりも多く,150以上あるのがふつうである。このような発作性心急拍は,したがつて,その刺激発生部位の相異により,つぎの3種に分けられる。
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