文献詳細
文献概要
ルポルタージュ
人工腎臓,腎移植のメッカ—Cleveland Clinicをみて
著者: 三木信男1
所属機関: 1慈恵医大・泌尿器科
ページ範囲:P.438 - P.440
文献購入ページに移動 Clevelandは1921年に4人の医師により臨床と研究とpostgraduateの教育を目的として始められたベッド数610の総合病院である。Cleveland Clinicが広く世界中に知られているのは,Dr. I. H. Page(いまでは引退している)とその門下による高血圧の研究と,Dr. W. J. Kolffを中心とした人工心臓の研究と,人工腎臓および腎移植の臨床である。私は66年の秋腎移植と慢性腎不全の長期透析のシンポジアム開催の機会に,人工臓器部で人工腎臓と腎移植の実際を見学することができたので,同部を中心に私のみたCleveland Clinicについて少し紹介したいと思う。
掲載誌情報