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統計
文献概要
厚生省では昭和38年以来「保健衛生基礎調査」を,全国から層化無作為抽出された約1万の世帯について,毎年10月1日現在で実施しております。この調査の目的は,保健衛生の実態を世帯の面からみるとともに,これに対する世帯員の意識,生活態度を把握し,保健衛生行政の基礎資料を得ることであります。調査項目はかなり盛りたくさんで多岐にわたり,年次によつても違つておりますが,ここでは保健薬の常用についての結果をお示ししたいと思います。
図は健康法について,20歳以上の人を調査した39年の結果を年齢別にみたものであります。栄養に留意がどの年齢でももつとも多く,全年齢を平均しますと22.0%を占めています。これについでビタミン剤などの保健薬使用19.7%,睡眠に留意17.8%などとなつており,これらは40歳代ではそれぞれ26.1%,24.1%,19.6%といずれも最高であります。一方,体操など運動は20歳代で6.4%,散歩は70歳代で7.4%ともつとも高く,年齢によつて健康法も多少異なつております。この図は延数で実施者の割合を示してありますが,40歳代,50歳代になると,健康に注意し,半数近くのものがなんらかの健康法をとるようになつてきます。
図は健康法について,20歳以上の人を調査した39年の結果を年齢別にみたものであります。栄養に留意がどの年齢でももつとも多く,全年齢を平均しますと22.0%を占めています。これについでビタミン剤などの保健薬使用19.7%,睡眠に留意17.8%などとなつており,これらは40歳代ではそれぞれ26.1%,24.1%,19.6%といずれも最高であります。一方,体操など運動は20歳代で6.4%,散歩は70歳代で7.4%ともつとも高く,年齢によつて健康法も多少異なつております。この図は延数で実施者の割合を示してありますが,40歳代,50歳代になると,健康に注意し,半数近くのものがなんらかの健康法をとるようになつてきます。
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