文献詳細
検査データ どう読みどうする?
文献概要
抗凝血薬療法のcontrolとして従来プロトロンビン(プと略す)時間が一般に用いられてきたが,第IX因子-PTC(FIXと略す)および第X因子-Stuart因子(FXと略す)の異常が注意されるにいたり,Owren(1959)はクマリン系抗凝血薬により抑制される外因性および内因性凝固系のプ,第VII因子(FVIIと略す),FIXおよびFXを綜合して測定でき,かつ従来の試験より鋭敏な方法としてThrombo test(TTと略す)なる試験法を発表した。これは試剤がひとつで,手技簡単,bedsideで行ないうる利点を有する。
掲載誌情報