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昭和41年の法定・指定伝染病数は78,876を数えますが,このうち82.8%の多きを占める赤痢について,最近の特徴を2回に分けてふれてみましよう。なお,アメーバ赤痢は41年には27にすぎませんので,これを含めて赤痢と記すことにします。
表には赤痢罹患率の年次による動きを示しましたが,戦後最大の山は27年にみられ,この年は患者数11万2,000,罹患率も人口10万に対して130.1に達しました。その後の減少から31年以降はふたたび上昇に転じ,35年には第2の山をつくりましたが,翌年からは年々減少して40年には49.5までさがりました。しかし,41年には患者数は前年より1万3000近く増加して65,255,罹患率も65.9と上昇し,本年の動向が注目されます。
表には赤痢罹患率の年次による動きを示しましたが,戦後最大の山は27年にみられ,この年は患者数11万2,000,罹患率も人口10万に対して130.1に達しました。その後の減少から31年以降はふたたび上昇に転じ,35年には第2の山をつくりましたが,翌年からは年々減少して40年には49.5までさがりました。しかし,41年には患者数は前年より1万3000近く増加して65,255,罹患率も65.9と上昇し,本年の動向が注目されます。
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