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トキソプラズマとトキソプラズマ症
著者: 浅見敬三1
所属機関: 1慶大・寄生虫
ページ範囲:P.782 - P.783
文献購入ページに移動 トキソプラズマが人の疾病の原因寄生虫として認識されたのは古いことではない.少なくとも数年以前に医学教育を受けた医師には学校では教えられることのなかつた耳新らしい寄生虫であるがために,トキソプラズマ症はまれな疾患と考えている臨床家が多いと思われる.しかしながら,本文中でも紹介したように,トキソプラズマに基因するリンパ腺炎や脈絡膜網膜炎は他の原因によるものに比べてむしろもつとも重視すべきものの一つであるし,先天異常の原因としても大きな意味をもつものである.
このカラーグラフでは,トキソプラズマおよびそれによる疾患の概念を理解して,日常の診療にさいし本症に対しても眼を向ける上での一助となることを目的とした.(108頁参照)
このカラーグラフでは,トキソプラズマおよびそれによる疾患の概念を理解して,日常の診療にさいし本症に対しても眼を向ける上での一助となることを目的とした.(108頁参照)
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