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文献詳細

雑誌文献

medicina4巻6号

1967年06月発行

臨床メモ

果糖の新しい利用法—果糖による高K血症の治療

著者: 飯田喜俊12

所属機関: 1阪市大内科 2淀川キリスト教病院内科

ページ範囲:P.831 - P.831

文献概要

 急性腎不全,あるいは慢性腎不全においてわれわれを悩ますものの一つに高K血症がある。高K血症の危険性はすでに以前よりいわれているところで,とくに不整脈や心不全をきたすので注意しなければならない。
 この高K血症の治療にはいくつかの方法があるが,従来よりブドウ糖とインシュリンの静注が行なわれてきた。この注射によりブドウ糖がグリコーゲンとなつて細胞内に移行するときもKと一緒に細胞内に移り,かくして細胞外のK,すなわち血清K値が低下することを用いたものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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