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文献詳細

雑誌文献

medicina4巻6号

1967年06月発行

器具の使い方

骨髄穿刺針の選び方と使い方

著者: 天木一太1

所属機関: 1日大萩原内科

ページ範囲:P.893 - P.895

文献概要

 骨髄の検査法はSeyfarth(1923年)によつて始められたので,それまでは血液疾患の診断は血液検査だけにたよつていた。白血病の場合の病的な細胞以外,幼若細胞を見ることさえできなかつたわけであるから,血球所見を勉強することも容易ではなかつたろう。Seyfarthの行なつたのは,骨髄の外科的生検に近いもので,普及しなかつたし,くりかえし行なうこともまずできなかつた。
 1927年になつてArinkinが胸骨の穿刺吸引法を考案してから,現在のように,いつでも,どこででも,容易に行ないうるようになつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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