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文献詳細

雑誌文献

medicina4巻7号

1967年07月発行

文献概要

診断のポイント

梅毒血清反応陽性—どこまで治療をつづけるか

著者: 水岡慶二1

所属機関: 1東大・中検・血清

ページ範囲:P.977 - P.978

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 一時,その姿を消していたTreponema pallidum(TP)がふたたび日本に現われ,新鮮な早期顕症梅毒患者の増加を惹起していることは,多くの報告によつて明らかなことである。梅毒という病気をすでに忘れかけていた臨床医家も多かつたことと思うが,梅毒をいつも頭の隅に思いうかべながら患者の診察にあたらなければならないような時代がふたたびやつてきていることに注意しなければならない。
 ところで,梅毒と診断するのに欠かすことのできない検査法は,Wassermann反応という名前で総称されている梅毒血清反応Serologic Tests for Syphilis(STS)である。そこで,ここにはSTSが陽性に出た場合,その患者をどのように取り扱うのがよいかという点について述べてみる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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