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文献詳細

雑誌文献

medicina4巻7号

1967年07月発行

文献概要

診断のポイント

いわゆる頭痛もち

著者: 帯刀弘之1

所属機関: 1杉並組合病院・内科

ページ範囲:P.979 - P.982

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 いわゆる頭痛もちの頭痛とは数年以上よくもならずわるくもならず,消長をくりかえす,習慣性の慢性頭痛(あるいは頭重感)と考えてよかろう。
 この頭痛は鎮痛・鎮静剤を用いることにより一時的に緩解し,生命に対する予後もよいのでともすれば軽視され,病像の追求も中断されがちである。患者も頭痛に悩みながらも鎮痛剤を常用したり,慣れともあきらめともつかない日々を送つている。このような実態を反省しつつ,頭痛もち患者にどう対処すればよいか慢性頭痛の原因から考えてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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