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文献詳細

雑誌文献

medicina4巻7号

1967年07月発行

文献概要

EDITORIAL

小児の急死

著者: 馬場一雄1

所属機関: 1日大・小児科

ページ範囲:P.1000 - P.1000

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 症候群名の中には,早晩抹殺される運命を有するものが多い。小児の急死もしくは急死症候群(sudden death syndrome)1)を,「症状が軽微であつたために,あるいは,経過が急速であつたために,死の転帰を取ることの予測が困難であつた突然の死亡」という意味に了解すれば,急死症候群も,抹殺さるべき,もしくは抹殺を要する症候群の一つである。
 しかし,遺憾ながら,小児医学の現状が,この名称をまつたく不要とする段階に達しているとは考え難い。本症候群と判断された症例の多くは,剖検によつても死因となる病変が発見されないからである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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