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文献抄録
「掌斑と心疾患」—JAMA, Vol. 197, 689〜692, (August 29, 1966)
著者: 高階経和1
所属機関: 1淀川キリスト教病院循環器科
ページ範囲:P.1312 - P.1313
文献購入ページに移動私が,1958年から1962年の4年間,ニュー・オルリンズ市のTulase University School of MedicineでCardiologistのProf. George E. Burchとともに心臓病の研究室で働いていたとき,ちようど同じ研究室に,解剖学者であり,同時にすばらしい臨床家でもあるDr. Alfred Haleが脳循環の問題にとりくんでおられた。
かれは,最初に掌斑と先天性心疾患の患者との間には,胎生学的にいつて変化が必ず現われてくるに違いないという仮説をたて,これらの変化を白人と黒人の患者の間にみごとに証明したのである(JAMA 176:41〜45, 1961)。当時,私はDr. Haleと一緒に病棟をもち,ずいぶんいろいろなことをともに話し,そしてともに研究した。
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