文献詳細
今月の主題 内科医と虚血性心疾患
非観血的検査からどこまでわかるか?
文献概要
ポイント
・心筋梗塞超急性期の心電図では,ST上昇に先行してT波の尖鋭・増高(hyperacute T)を認める.
・急性前壁梗塞で,左前下行枝近位部閉塞の心電図指標としては,下壁誘導のST低下が有用である.
・右冠動脈の近位部で閉塞し右室虚血を合併した急性下壁梗塞例では,右冠動脈の遠位部で閉塞した例に比べ,前胸部誘導のST低下はむしろ軽度である.
・胸痛があっても心電図で明らかな異常を認めないからといって,心筋虚血を否定するのは危険である.
・心筋梗塞超急性期の心電図では,ST上昇に先行してT波の尖鋭・増高(hyperacute T)を認める.
・急性前壁梗塞で,左前下行枝近位部閉塞の心電図指標としては,下壁誘導のST低下が有用である.
・右冠動脈の近位部で閉塞し右室虚血を合併した急性下壁梗塞例では,右冠動脈の遠位部で閉塞した例に比べ,前胸部誘導のST低下はむしろ軽度である.
・胸痛があっても心電図で明らかな異常を認めないからといって,心筋虚血を否定するのは危険である.
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