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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻1号

2003年01月発行

今月の主題 内科医と虚血性心疾患

非観血的検査からどこまでわかるか?

心電図からどこまでわかるか?

著者: 小菅雅美1 木村一雄1

所属機関: 1横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター循環器内科

ページ範囲:P.29 - P.32

文献概要

ポイント

・心筋梗塞超急性期の心電図では,ST上昇に先行してT波の尖鋭・増高(hyperacute T)を認める.

・急性前壁梗塞で,左前下行枝近位部閉塞の心電図指標としては,下壁誘導のST低下が有用である.

・右冠動脈の近位部で閉塞し右室虚血を合併した急性下壁梗塞例では,右冠動脈の遠位部で閉塞した例に比べ,前胸部誘導のST低下はむしろ軽度である.

・胸痛があっても心電図で明らかな異常を認めないからといって,心筋虚血を否定するのは危険である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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