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文献概要
今月の主題 内科医と虚血性心疾患 虚血性心疾患治療―最近の話題
心筋組織レベルでの血行再建を目指して―心筋梗塞とno reflow現象
著者: 伊藤浩1
所属機関: 1桜橋渡辺病院循環器内科
ページ範囲:P.120 - P.122
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・急性冠症候群のなかに,冠動脈インターベンションにより冠狭窄を解除したにもかかわらず,slow flow(TIMI-2)を示す症例が存在する.
・その機序として,①血栓やプラーク内容物による末梢動脈の塞栓と②心筋壊死部における毛細血管障害の関与が考えられている.
・その機序の解明には冠血流速波形の解析が有用であり,その結果を踏まえたうえで病態に合わせた治療戦略を決定する必要がある.
・急性冠症候群のなかに,冠動脈インターベンションにより冠狭窄を解除したにもかかわらず,slow flow(TIMI-2)を示す症例が存在する.
・その機序として,①血栓やプラーク内容物による末梢動脈の塞栓と②心筋壊死部における毛細血管障害の関与が考えられている.
・その機序の解明には冠血流速波形の解析が有用であり,その結果を踏まえたうえで病態に合わせた治療戦略を決定する必要がある.
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