文献詳細
文献概要
今月の主題 前期高齢者・後期高齢者を診る 予防医療・介護予防のトピックス
高齢者の不眠への新しいアプローチ
著者: 田ヶ谷浩邦1 内山真1
所属機関: 1国立精神・神経センター精神保健研究所精神生理部
ページ範囲:P.1736 - P.1738
文献購入ページに移動・高齢者では不眠の訴えが増加するが,もうろう状態,転倒・骨折が出現しやすいので安易に睡眠薬を投与しない.不眠の原因となる背景疾患,薬剤,環境,習慣の検索・除去を優先する.
・薬物療法を行う場合は,筋弛緩作用,抗コリン作用が弱く,代謝産物が活性をもたない薬剤を最低限の用量から投与する.体内蓄積による転倒を防止するため増量は慎重に行う.
掲載誌情報