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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻10号

2003年10月発行

文献概要

書評

CRCテキストブック

著者: 古川裕之1

所属機関: 1金沢大学医学部附属病院薬剤部臨床試験管理センター

ページ範囲:P.1735 - P.1735

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 1997年4月の新GCP(good clinical practice)施行に連動して,厚生省(現在は厚生労働省)は治験を円滑に実施するためのサポート体制として,CRC(clinical research coordinator)養成の検討を開始した.これに合わせて日本病院薬剤師会が企画したCRC養成研修会では,1998年8月開催の第1期から2002年8月の第5期目までに,延べ861人の薬剤師が受講している.

 CRC数は,1997~2002年の6年間に着実に増加している.CRC全体としては,薬剤師と看護師ライセンスを有する者がほとんどを占めているが,最近,臨床検査技師ライセンスをもつCRCも目立ち始めている.2002年10月に横浜で開催された「CRCと臨床試験のあり方を考える会議」は,2001年の第1回会議(別府)の参加者800人(これは予想外!)を超える1,000人以上の参加があった(会場スペースの関係で,涙ながらに参加申し込みをお断りしたと,聞いています).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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