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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻11号

2003年11月発行

文献概要

今月の主題 水・電解質と輸液 輸液の原理・原則

薬剤による水・電解質異常

著者: 深津敦司1 田中芳徳1

所属機関: 1京都大学医学部附属病院腎臓内科

ページ範囲:P.1829 - P.1832

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ポイント

・電解質異常はさまざまな薬剤の投与によって起こりうる.

・ループ系利尿薬は最も強力なNa再吸収の抑制を示し,Kは喪失傾向,Caについても喪失傾向がある.

・サイアザイド系利尿薬は中等度のNaの再吸収を示し,低Na血症を生じやすく,Caは排泄を抑制する.

・スピロノラクトンはK保持性利尿薬で,時に高K血症を呈するが,利尿効果は弱い.

・利尿薬以外の薬剤でも電解質異常をきたすものがあるが,患者の状態をよく把握したうえでその原因を考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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