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今月の主題 水・電解質と輸液 輸液の原理・原則
薬剤による水・電解質異常
著者: 深津敦司1 田中芳徳1
所属機関: 1京都大学医学部附属病院腎臓内科
ページ範囲:P.1829 - P.1832
文献購入ページに移動・電解質異常はさまざまな薬剤の投与によって起こりうる.
・ループ系利尿薬は最も強力なNa再吸収の抑制を示し,Kは喪失傾向,Caについても喪失傾向がある.
・サイアザイド系利尿薬は中等度のNaの再吸収を示し,低Na血症を生じやすく,Caは排泄を抑制する.
・スピロノラクトンはK保持性利尿薬で,時に高K血症を呈するが,利尿効果は弱い.
・利尿薬以外の薬剤でも電解質異常をきたすものがあるが,患者の状態をよく把握したうえでその原因を考える.
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