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文献概要
今月の主題 水・電解質と輸液 電解質異常の把握と対策
低ナトリウム血症への対応
著者: 野村敬史1 今井裕一1
所属機関: 1愛知医科大学腎臓・膠原病内科
ページ範囲:P.1833 - P.1836
文献購入ページに移動・低Na血症では,急性型(発症48時間以内)か慢性型(発症72時間以上)かを判断する.
・急性型では,血清Na値130mEq/lを目標として,1時間当たり1.9~2.9mEq/lの血清Na値の上昇とし,24時間以上かけて補正する.
・慢性型では,血清Na値120mEq/lを目標として,24時間で10mEq/l以内の上昇とする.
・慢性型に急速補正を行うと,橋中心髄鞘崩壊が起こる危険がある.
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