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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻11号

2003年11月発行

文献概要

今月の主題 水・電解質と輸液 電解質異常の把握と対策

高カルシウム血症をきたす疾患と対応

著者: 土岐岳士1 中西昌平1 深川雅史1

所属機関: 1神戸大学医学部附属病院腎臓内科・代謝機能疾患治療部

ページ範囲:P.1846 - P.1850

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ポイント

・高Ca血症は無症状のものから意識障害をきたすものまである.急速に進行するほど症状が顕著になる.

・Ca代謝異常は,軽度の場合は尿中Ca排泄の増加によって代償されるが,代償域を超えてはじめて血中Ca2+濃度が上昇する.

・活性型ビタミンD,カルシトニン,副甲状腺ホルモンが,腸管,腎臓,骨に作用して,血中Ca2+濃度は厳密に調節されている.

・補液・脱水の補正が基本的かつ重要な治療である.そのほか,カルシトニンやビスフォスフォネートの投与,透析療法が行われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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