文献詳細
今月の主題 水・電解質と輸液
疾患・病態での治療法
文献概要
ポイント
・乳酸アシドーシスは最も臨床でよくみる代謝性アシドーシスである.
・2つの型(type Aとtype B)がある.
・type Aは主に酸素の供給不足,すなわち,ショックや循環不全により引き起こされる.しかし,慢性肺疾患のときには比較的この型の乳酸アシドーシスは起こりにくい.治療は原病の治療が中心となる.重炭酸の使用に関しては決定的な証拠が得られていない.
・type Bはさまざまな疾患で起こる.これはtype Aと異なり,さまざまな代謝異常が関連してくることによる.臨床上重要なものは,肝疾患,糖尿病,ビタミンB1欠乏症,メチルアルコール中毒,悪性腫瘍などが挙げられる.治療は原病の治療が中心となる.
・乳酸アシドーシスは最も臨床でよくみる代謝性アシドーシスである.
・2つの型(type Aとtype B)がある.
・type Aは主に酸素の供給不足,すなわち,ショックや循環不全により引き起こされる.しかし,慢性肺疾患のときには比較的この型の乳酸アシドーシスは起こりにくい.治療は原病の治療が中心となる.重炭酸の使用に関しては決定的な証拠が得られていない.
・type Bはさまざまな疾患で起こる.これはtype Aと異なり,さまざまな代謝異常が関連してくることによる.臨床上重要なものは,肝疾患,糖尿病,ビタミンB1欠乏症,メチルアルコール中毒,悪性腫瘍などが挙げられる.治療は原病の治療が中心となる.
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