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文献概要
今月の主題 水・電解質と輸液 疾患・病態での治療法
尿細管性アシドーシスの発見と治療
著者: 井上武明1 冨田公夫1
所属機関: 1熊本大学大学院医学薬学研究部腎臓内科学
ページ範囲:P.1867 - P.1871
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・腎尿細管性アシドーシスは,糸球体濾過値が正常もしくは軽度の低下にもかかわらずアシドーシスを呈し,その原因が尿細管での酸排泄能低下によるものをいい,高クロール血症,anion gap正常を特徴とする.
・障害部位により近位型RTA(2型RTA),遠位型RTA(1型RTA),4型遠位RTAに分類される.
・診断・分類には尿pHが重要である.
・治療の基本はHCO3-投与である.
・腎尿細管性アシドーシスは,糸球体濾過値が正常もしくは軽度の低下にもかかわらずアシドーシスを呈し,その原因が尿細管での酸排泄能低下によるものをいい,高クロール血症,anion gap正常を特徴とする.
・障害部位により近位型RTA(2型RTA),遠位型RTA(1型RTA),4型遠位RTAに分類される.
・診断・分類には尿pHが重要である.
・治療の基本はHCO3-投与である.
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