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文献概要
今月の主題 水・電解質と輸液 疾患・病態での治療法
熱中症での輸液療法
著者: 藤元昭一1
所属機関: 1宮崎大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1898 - P.1901
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・熱中症はheat syncope/heat cramps/heat exhaustion/heat stroke に分類される.
・どの病態でもNaClと水の喪失があると考え,初期治療として経口可能であれば1%程度の生理食塩水の摂取,症状が強ければ生理食塩水か乳酸リンゲル液の点滴を行う.
・中枢神経症状と過高熱状態を呈するheat strokeは重症度が高く,輸液,体温低下のための急速冷却を行い,直ちに高次救急施設へ搬送する.
・熱中症はheat syncope/heat cramps/heat exhaustion/heat stroke に分類される.
・どの病態でもNaClと水の喪失があると考え,初期治療として経口可能であれば1%程度の生理食塩水の摂取,症状が強ければ生理食塩水か乳酸リンゲル液の点滴を行う.
・中枢神経症状と過高熱状態を呈するheat strokeは重症度が高く,輸液,体温低下のための急速冷却を行い,直ちに高次救急施設へ搬送する.
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