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今月の主題 水・電解質と輸液 水・電解質異常をきたす特殊な病態の解説
Bartter症候群
著者: 林松彦1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科学
ページ範囲:P.1907 - P.1909
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・Bartter症候群は,脱水,低カリウム血症,代謝性アルカローシスを呈する,先天性尿細管機能異常症である.
・習慣性嘔吐,フロセミド乱用などによる偽性Bartter症候群との鑑別が重要である.
・原因遺伝子はいずれもHenleの上行脚に局在する輸送体ないしその調節蛋白であり,これまでに4種類が確定している.
・治療には,カリウム補充,スピロノラクトン,NSAIDが用いられる.
・Bartter症候群は,脱水,低カリウム血症,代謝性アルカローシスを呈する,先天性尿細管機能異常症である.
・習慣性嘔吐,フロセミド乱用などによる偽性Bartter症候群との鑑別が重要である.
・原因遺伝子はいずれもHenleの上行脚に局在する輸送体ないしその調節蛋白であり,これまでに4種類が確定している.
・治療には,カリウム補充,スピロノラクトン,NSAIDが用いられる.
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