medicina40巻12号

2003年11月発行

特集 臨床研修コアスキル 経験すべき診察法・検査・手技 基本的な臨床検査と画像診断法

腹部エコー

著者： 宮本幸夫¹

所属機関： ¹東京慈恵会医科大学放射線医学

ページ範囲：P.289 - P.293

達成目標

・超音波Bモード像の基本的な原理，超音波像における充実性（solid pattern），囊胞性（cystic pattern），混合性（mixed pattern）といった表現の意味や，エコーレベル（echogenicity）の意義，超音波画像における主なアーチファクトなどを理解する．

・腹部の代表的臓器（肝，胆囊，胆道，膵，脾，腎，消化管，膀胱，前立腺，子宮，卵巣など）における正常超音波解剖に習熟する．

・諸臓器における代表的疾患の超音波像を通して，超音波診断学の基本を理解する．

・超音波検査の適応を理解し，適切な超音波検査の依頼ができるようにする．