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今月の主題 肺炎 市中肺炎
耐性肺炎球菌・インフルエンザ菌の治療
著者: 平泻洋一1
所属機関: 1長崎大学医学部・歯学部附属病院検査部
ページ範囲:P.2021 - P.2023
文献購入ページに移動・肺炎球菌とインフルエンザ菌は市中肺炎の主要な原因微生物であるため,初期治療時には必ずこれらの細菌を考慮した抗菌薬を選択する.
・国内では肺炎球菌の40~60%がペニシリン非感受性であり,多くはセフェム系薬やマクロライド系薬にも耐性であり,薬剤耐性に応じた薬剤の選択を行う.
・インフルエンザ菌のβ-ラクタム耐性にはβ-ラクタマーゼによるものとβ-ラクタマーゼ非産生アンピシリン耐性(BLNAR)があり,最近では後者が増加している.
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