文献詳細
文献概要
今月の主題 肺炎 院内肺炎
人工呼吸器関連肺炎(ventilator-associated pneumonia:VAP)
著者: 相馬一亥1
所属機関: 1北里大学医学部救命救急医学
ページ範囲:P.2040 - P.2043
文献購入ページに移動ポイント
・VAPは院内感染症の一つと考えられるが,予防が可能である.
・気管挿管あるいは気管切開が引き金となるもので,カフ上の口腔内分泌物の気道内への吸引が原因の一つに挙げられている.
・気管挿管4日以内の早期VAPと5日目以降発症の晩期VAPに分類されるが,晩期VAPでは起炎菌として耐性菌を考慮しなければならない.
・VAP診断のゴールドスタンダードはないが,早期の適切な抗菌薬投与が最も重要である.
・VAPは院内感染症の一つと考えられるが,予防が可能である.
・気管挿管あるいは気管切開が引き金となるもので,カフ上の口腔内分泌物の気道内への吸引が原因の一つに挙げられている.
・気管挿管4日以内の早期VAPと5日目以降発症の晩期VAPに分類されるが,晩期VAPでは起炎菌として耐性菌を考慮しなければならない.
・VAP診断のゴールドスタンダードはないが,早期の適切な抗菌薬投与が最も重要である.
掲載誌情報