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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻13号

2003年12月発行

文献概要

今月の主題 肺炎 院内肺炎

MRSA肺炎の診断と治療

著者: 青島正大1

所属機関: 1東京医科大学第1内科

ページ範囲:P.2055 - P.2057

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ポイント

・喀痰から分離されるMRSAの多くは定着状態であり,感染症にまで至っていない.

・喀痰のグラム染色でブドウ球菌と多数の好中球,および貪食像を認め,培養にてMRSAが分離されればMRSAが起因微生物であると診断できる.

・MRSA肺炎の治療にはバンコマイシン,テイコプラニン,アルベカシンが用いられるがTDM(therapeutic drug monitoring:治療薬モニタリング)を必要とする.

・定着状態のMRSAは,抗MRSA薬による治療の対象ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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